【仙水 忍】敵キャラの魅力!!花も木も虫も動物も好きな男、仙水の悲痛【幽☆遊☆白書】part.1
ご機嫌うるわしゅう
バガボンドぽりすです。
今記事からブログを始めることになりました!
初めての記事。
勝手もよくわからないので
自分の好きな漫画について
記念すべき一回目は
幽☆遊☆白書より仙水忍(せんすい しのぶ)
の魅力を筆者なりに解説します!!
【軽くご紹介】
仙水 忍(せんすい しのぶ)
本作の「魔界の扉編」におけるいわばラスボス。
元霊界探偵(霊や妖怪に関わる事件を担う探偵)であるが
人と妖怪、どちらが悪なのか疑問を抱くようになり
主人公の幽助と出会う10年ほど前に行方不明になった。
つまり幽助の霊界探偵としての大先輩にあたる。
漫画好きな人ならこのキャラ設定だけでも
「面白くなりそうじゃねぇか」
と生ツバが出るところだろうと思う。
【仙水忍という男】
前置きとして彼の素性について話しましたが
彼の魅力を語るうえで欠かせない
彼の人物像について少し説明したいと思います。
彼を一言で表すと『真面目すぎ』
ということになるでしょう。
ええ、主人公の敵なのに
真面目で正義感も強い男なのです。
ではなぜ、主人公サイドと敵対することになってしまうのでしょうか?
その答えはそう、彼は『真面目すぎた』のです。
※ここから先はおおいにネタバレを含みます。
読み進めるのは自己責任で!見てしまっても筆者のことを
右ストレートでぶっとばしたりしないようお願いします。
【作中の仙水5選】
と、言葉で説明しても分かり辛いので
彼の事をよく表現していると思う描写を
筆者の独断と偏見で5つに厳選し抜粋してみた。
「正義感の強い男だった。度が過ぎるほど潔癖だった」
幽助たちに仙水の素性を説明するコエンマのセリフの一部。
上司として仙水を見てきたコエンマがそう称するあたり
『それが仙水』と読者が思ってよい一番わかりやすい仙水の説明と言える。
「これだからクソマジメな奴は始末が悪いよな。
極端から極端へ走りやがるからな」
コエンマの説明を聞いた後の幽助の補完的感想。
極端から極端へ走るという表現が
実に簡潔に分かりやすく仙水を表現している。
「人間の醜い部分を見続けた仙水の反応は実に理想的だったな。
割り切ることも見ぬふりもできずにただ傷つき絶望していった」
仙水との過去を語る仙水のパートナー樹のセリフ。
割り切ることも見ぬふりもできない。
真面目で融通の利かない仙水の性格をよく表現したセリフ。
それゆえに彼は傷つき人間の敵へと変貌していった。
ちなみにこのコマのもう半分は幽☆遊☆白書を代表する名ゼリフ
いつかそれも紹介する機会があればよいのだが、、、
「オレは花も木も虫も動物も好きなんだよ
嫌いなのは人間だけだ」
幽助に「地球ごと壊せばいいじゃねえか」と言われた時の反論、仙水自身のセリフ。
割り切ることも見ぬふりもできなかった仙水が行き着いた
歪な正義感がじつに上手く表現されている。
ちなみに筆者はこの言葉選びとその順番が絶妙でじつに秀逸だと思う。
「世の中に善と悪があると信じていたんだ
戦争もいい国と悪い国が戦ってると思ってた
可愛いだろ?」
死に際の仙水のセリフ。
真面目な性格ゆえか、善悪はきっぱり別れていて
「自分は善なんだ」とそこに疑いを持っていなかったことが
伺えるセリフ。その思考の単調さは愚かさと言えるかもしれないが
そこがまた漫画のキャラクターとしての仙水の魅力だと筆者は考える。
最後の「可愛いだろ?」が地味に胸に突き刺さる。
どうだったでしょうか?
幽白を読んだことがない人も
少し仙水という人間が見えてきたのではないでしょうか?
が、今回はここまでにしたいと思います。
思ったより書くの大変やった。
ということで次回に続きますw
次回はさらに深く仙水を掘り下げていこうと思いますので
仙水オンリーをまだ一緒に追いたいもの好きな方は
またお付き合いください。