ぽりす徒然なる変転

ダンスチーム「バガボンド」のぽりすのブログ

【春香伝】ぽりす、ミュージカルへ行く。

ご機嫌うるわしゅう

バガボンドぽりすです。

 

じつはぽりす

ミュージカルへ行って参りました。

 

ダンサーを自称していながら

生でミュージカルを見るのは初めてでしたので

この春香伝というよりは

ミュージカルそのものの感想に該当することも

多く喋ることになるかもしれませんが

そのあたりは温かい目で見ていただけると

幸いです

 

春香伝

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ぽりすが観に行ったのがこちら

春香伝

下関市民会館にて行われました。

 

このミュージカル

一切撮影禁止でしたので

頑張ってここから全て文章だけで感想を述べたいと

思います!!

 

 

 

【言葉の壁】

 

このミュージカルを行っている団体

金剛山歌劇団さんは

在日コリアンの方々によって結成された団体だそうです

 

ですのでこのミュージカル

曲が全て韓国語なのです

 

「ミュージカルで言語がわからないのは致命傷なのでは?」

という印象ですが

そのあたりの感想をまず述べたいと思います

 

 

まず話しておくと

ステージの横の方に

字幕を表示するボードが設置されており

歌の意味がわかるよう配慮がなされていました

 

ステージの明るさとの兼ね合いや

書体の兼ね合いでやや見えづらかったのは

やや残念なところではありました

 

が、ステージの横にある字幕を読んでいたのでは

肝心なショーの内容を集中して観ることが

できないので

ここは割り切って言語の意味がわからなくても

字幕を読まずに観ることをぽりすはおすすめしたいです

 

そこにミュージカルの良さがあると感じました!

 

動きでなんとなく中身がわかるほどの演技力が役者さんたちに有り

演出のこだわりがあり

そして『音』は国籍に関わらず良いものなのです

 

 

 

【ストリートダンサー目線で観るミュージカル】

 

先ほども述べましたが

ぽりすはダンサーです

 

ですので意識せずともついつい

踊りについて感じることがありました

 

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ところで皆さん

このような衣装をご存知ですか?

 

韓国の民族衣装

チマチョゴリです

 

形状は大方こういう感じですが

色が千差万別で

どれもカラフルなのが特徴的な

可愛い衣装です

 

今回役者さんたちは

皆、この衣装をお召しになっていたのですが

 

この衣装

スカートの丈が長く

円錐状に外に広がっていく形状なのが

わかるでしょうか?

 

これを着て滑らかに動くと

なんと床を滑っているように見えるのです!!

 

それはまさに

ストリートダンスの『スライド』!!

 

ダンスに馴染みのない方に

わかりやすく説明すると

 

マイケル・ジャクソンムーンウォーク

のような技がスライドに該当します

 

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これは憶測の話になりますが

衣装の特性を考慮し

計算してそう見えるように踊っているものだと

思われます

 

『このようなやり方があるのか!』

終始見入ってしまいました

 

 

 

もう一つ

印象的なのが

 

太鼓のような楽器を

首から下げ

音を奏でながら踊る

 

という場面があったのですが

これが非常に素晴らしかったです

 

ストンプというダンスも

クラップや足踏みなどの動作で音を奏でたり

 

タップも音を奏でて踊るダンスですが

 

踊ることと音を発することが

絶妙に噛み合う様は

言い難い快感を覚えます

 

ダンス用語に音ハメという言葉がありますが

 

その発想の逆といいますか

音に合わせるのではなく

むしろ動きが音を奏でている

 

しかもこれが

楽器を扱うという

ある意味で言えばハンデを背負って

踊っているわけですが

 

動きに妥協がない

むしろ最高にかっこいい

 

さらには楽器を振り回すような動作も

振り付けとして組み込まれている

 

痺れました!!

 

 

と、かなり個人的な好みが先行していますが

春香伝の感想でした

 

ミュージカルというと

あまり一般に馴染みのないものかもしれませんが

 

これだけ魅力があり趣のあるものです

 

皆さんも是非機会があれば

触れてみてはいかがでしょうか?

 

バガボンドぽりすでした